虹の家臨時休館期間の取り組みを契機として創設したこのコーナーは、今後名称も新たに、年間を通して
舞岡ふるさと村・舞岡ふるさとの森で見られる昆虫を、写真で紹介していきます。
オオミドリシジミ(メス) シジミチョウ科 開張 30〜40ミリメートル オスの翅が金緑色のミドリシジミの仲間は舞岡に2種類いて、そのうちの一種がオオミドリシジミ。 オオミドリシジミのオスには残念ながらまだ出会ったことがなく、メスも初対面だった。 メスは黒い前翅に輪郭がぼやけた白い紋があって地味なチョウだが、薄暗い林内の葉に静かに止まっている姿は、何となく貫禄があった。 影影: 2023年6月7日 |
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ウラナミシジミ シジミチョウ科 開張 25〜35ミリメートル 翅の表側は青色だが、裏側は名前の通り波型の模様がある。 秋になると多くなるシジミチョウだが、横浜では冬の寒さに耐えられずに死んでしまう。 伊豆や房総の南端などの温暖な土地では越冬できるので、そこで冬を越したチョウは夏になると北に向かって拡がっていくが、北に拡がった個体は冬になると全滅する、ということを繰り返している。 撮影: 2023年10月6日 |
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キマダラセセリ セセリチョウ科 開張 25〜32ミリメートル 6月と8〜9月に成虫がたくさん現れるので普通種になるが、それ以外の時期には姿を見なくなる。 日本のセセリチョウの中では色鮮やかな種類。 キマダラセセリに限らず、セセリチョウの仲間は前翅を半開きにして後翅を水平に開くという、独特な止まり方をする。 撮影:2023年6月18日 |
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ダイミョウセセリ セセリチョウ科 開張 30〜40ミリメートル 黒地の翅にやや大きめの白い紋があるセセリチョウで、蛾のように翅を平らに広げて止まる。 東日本では後ろ翅に紋がないが、西日本のものは白い帯が現れ、同じ種類なのに東と西で斑紋が違っている。 撮影 2023年10月7日 |
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チャバネセセリ セセリチョウ科 開張 27〜36ミリメートル イチモンジセセリによく似ているが、後ろ翅の裏にある白い紋の大きさと並び方が違う。 春と夏にも成虫が羽化するが数が少なく、夏の終わりから秋には羽化数が多くなるので、この頃なら比較的簡単に観察できる。 撮影 2023年10月8日 |
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ナカグロクチバ ヤガ科 開張 38〜42ミリメートル 前翅に目立つ白い帯があり、翅を閉じると左右の帯がつながって一直線になる。 目立つ模様では敵に見つかってしまいそうだが、横一文字の帯が蛾の体を前と後ろに分断するので、蛾の輪郭を分かりにくくする効果があるようだ。 たまたま草の上に止まったところを撮影したが、背景と蛾のコントラストが強すぎて、人間の目には蛾の姿が丸見えだった。 撮影 2023年5月3日 |
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